大御堂だより


日常の中で

風景 -

日々の暮らしの夕刻

人々の平和的な営みによって、

日々の穏やかな生活が整い、

私たちの日常が形成される。

* * *

多様な社会的、経済的活動が、

私たちの住む地に活力を生み出し、

日常を躍動させる。

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その躍動が、街に明かりを灯し、

その明かりが社会を照らし、

日常という名の平和が循環される。

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当たり前の日常として受け入れられている、

私たちの日々の暮らしの夕刻。

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日常の向こうに、

控えめながらも雄大に筑波の山が聳え立ち、

筑波の土地の彼方より、

広大無辺なる時空を越え、

慈悲の光を放つ千手観世音菩薩が、

観音妙智力をもって

地球を悲しくも静かに見つめる。


撮影:滝原逸郎 氏